「糖質制限をすると筋肉が落ちる⇒糖質制限はやるべきではない」と主張する医療関係者がいる。
「糖質制限で筋肉は落ちるのか？落ちないのか？」について調べてみた。
「糖質制限をすると筋肉が落ちる」根拠
「糖質制限はやるべきではない」という根拠に「糖質制限をすると筋肉が落ちる（減る）」を挙げる医療関係者がいる。
TVの健康番組にコメンテーターとして出演する池谷敏郎医師もそう。
その根拠は何なのか？
自分の体験
池谷医師の場合、最近、読んだ本に記載があった。（抜粋）
主食の量を減らしたところ、面白いように体重が落ちた。そこで、調子にのって、糖質をほとんど摂らないような食生活をしていたら、脂肪だけでなく筋肉まですっかり削げ落ちて、かえって見た目が老けてしまった。
何と、「糖質制限をすると筋肉が落ちる（減る）」というのは自分の体験1つを根拠にしていたのであった。
最も、池谷医師の場合、「糖質制限をすると筋肉が落ちる⇒糖質制限はやるべきではない」とは言っていない。
「糖質は摂りすぎてもいけないけれど、減らしすぎてもいけない」と主張する。
要は糖質制限を否定しているわけではなく、過度の糖質制限では筋肉が落ちると言っているのだ。
代謝がすべて やせる・老いない・免疫力を上げる （角川新書） [ 池谷 敏郎 ]
管理栄養士
「糖質を制限すると、筋肉中に貯蔵されていた糖質が消費され、それを補うために筋肉や脂肪を分解して糖を生成しようとします。つまり筋肉量が減っていくということです。」
※参照：きれいにやせたい！ 糖質制限ダイエットのメリット・デメリットとは。
医師
「糖質制限ダイエットによって体内の糖質が減り過ぎてしまうと、タンパク質（アミノ酸）から糖を作るために、筋肉を分解するようになります。」
※参照：糖質制限ダイエットでリバウンドする人としない人～原因は○○だった！？～
この手の主張は多い
「糖質制限で筋肉は落ちない」根拠
たんぱく質や脂質をしっかり摂ると筋肉は落ちない
「太りそうだからとたんぱく質や脂質まで控えてしまうと、筋肉量が落ちてしまいます。しかし、糖質の代わりにたんぱく質や脂質をしっかり摂れば、筋肉の分解を防いでくれるので筋肉量が落ちることもありません。」
※参照：過度な糖質制限では筋肉が落ちる！適切な糖質制限方法とは
タンパク質や脂質を多く摂るため、筋肉量が落ちない
「エリートの体操選手に30日間、低炭水化物ケトジェニック食を食べてもらったところ、通常の食事と比べても、筋肉量もパフォーマンスも落ちないことがわかっています」」
「糖質の代わりにタンパク質や脂質を多く摂るため、筋肉量が落ちることはない」
※参照：筋トレ民は糖質制限をしてもOK？トレーニング効果をアップする糖質制限方法を医師が解説
筋肉が落ちない糖質制限の方法
糖質制限をすると筋肉が落ちる？落ちない？
この問いに対してどちらも正解と言える。
普段の食事から糖質だけを制限すると、筋肉は落ちる。
しかし、減らした糖質の代りにタンパク質や脂質を多く摂ると筋肉は落ちない。
ダイエットを始めてから糖質制限関連の本を何冊も読んでいるが、分かったことがある。
摂取カロリー＜消費カロリー⇒筋肉が落ちる
満腹になるまで食べる
糖質制限というと、食事から糖質のみを抜くイメージだが、これだと、当然、お腹もすくし、摂取カロリー＜消費カロリーとなり、筋肉が落ちる。
正しい糖質制限では、減らした糖質の代りにタンパク質と脂質をしっかり摂る（満腹になるまで食べる）ことが大事だ。
この「満腹になるまで食べる」がポイントで、食べ過ぎると、摂取カロリー＞消費カロリーとなり体重が落ちない（増える）可能性がある。
糖新生ではなくケトン体回路
「糖質制限をすると筋肉が落ちる」と主張する医療関係者の根拠は「糖新生」だ。
人間の身体は糖をエネルギーにしており、不足すると、脂肪や筋肉を分解して糖をエネルギーにするという話だが、糖新生で賄えるエネルギーは限られている。
糖質制限（ケトジャニック）では、ブドウ糖回路ではなく、ケトン体をエネルギーにするケトン体回路が活躍する。
ケトン体は脂肪を分解してできるので、ケトン体回路⇒脂肪を分解⇒痩せると言うわけである。
今朝（7/22）の体重
67.9kg（ダイエット41日目：6.6㎏減）
昨日（7/21）の食事内容
朝食
・ココナッツオイル入コーヒー：？
昼食
・唐揚げ：？
・ゆで卵：糖類0g
・納豆：2.4g
夕食・間食等
・ドライゼロ：糖類0g
・辛口ゼロボール：糖類0g
・ZEROチョコ1袋：糖質15.9g
・アーモンドフィッシュ：糖類4.5g
今朝は前日より体重が200g減。
排便が2日間ないのでどうかと思ったが、ホッと安心。 逆に体脂肪が減り、基礎代謝が上がった。 よい傾向だ。
