糖質制限では糖質を控える。その分、肉などのタンパク質を増やす。
そう思っていたが、ここにきて、「脂質を増やすべき」という本に出合った。
糖質制限食で糖質の代りに増やすべきはタンパク質か脂質か？
ヘルスドクターのアイザック・H・ジョーンズ著「世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術」の主張をピックアップしてご紹介する。
シュガーバーニングとファットバーニング
本書では、シュガーバーニングとファットバーニングという今まで読んだ糖質制限関連の書籍では出会わなかった言葉が出てくる。
シュガーバーニング：糖質燃焼型
ファットバーニング：脂質燃焼型
しかし、内容的にはシュガーバーニング＝ブドウ糖回路、ファットバーニング＝ケトン体回路と置き換えてみると、他の糖質制限関連の書籍と言っていることは変わらない。
しかし、決定的に違う事がある。
それは糖質の代りにタンパク質を摂るのではなく、良い油を摂ることを推奨していることだ。
世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術 [ アイザック・H．ジョーンズ ]
良い油を摂る理由
理由は簡単で、人間は元々ファットバーニング（脂質燃焼型）なので、その原料となる脂質をメインで摂ることが理に適っているということらしい。
発達障害の診断を受け、特別クラスに在籍していた著者が、糖質を摂らないで良い油を摂ることで、わずか4ヶ月で普通クラスに移り、その後、23歳で博士号を取得し、大学院を首席で終了するまでに激変。
本書では、著者自身に起きた奇跡、そして著者の何万人ものクライアント達が体験した奇跡の内容と方法論が語られている。
良い油と悪い油
ファットバーニング（脂質燃焼型）では、良い油を摂る事が基本だが、悪い油を摂らないことはそれ以上に大事だ。
悪い油
悪い油とは以下の物だ。
・トランス脂肪酸：マーガリンとショートニング
・高温で調理された揚げ物
・加工された油（不飽和脂肪酸）：サラダ油やキャノーラ油などの植物油
・GMO（遺伝子組み換え作物）の原料（種や実、豆類）を使った油
・トランス脂肪酸に変わる便利な油：「多価不飽和脂肪酸」と「水素化した油」を混ぜわせ、人工的に作った油
良い油
本書では、1日に摂っていただき油として以下の4種類があげられている。
・ギー（あるいはグラスフェッとバター）：飽和脂肪酸
・バージンココナッツオイル（あるいはMCTオイル）：飽和脂肪酸
・エキストラバージンオリーブオイル：不飽和脂肪酸[オメガ9]
・亜麻仁油（あるいはヘンプシードオイル）：不飽和脂肪酸[オメガ6＆オメガ3]
良い油の摂り方
油は直接摂る以外に、食材（肉や野菜など）からも補う事が出来る。
料理に直接かけたり混ぜたりして摂る油の量は、1日3食として、1回の食事に大体1～2テーブルスプーン*で十分。
*1テーブルスプーン＝15グラム＝大さじ1杯分
シュガーバーニングからファットバーニングへの移行方法
本書では、シュガーバーニングからファットバーニングへの移行をより効果的に、確実に加速させる方法が紹介されている。
21日間のプチ断食
8時間以内に1日の食事を全て終えて、後の16時間は何も食べないという短時間の断食を断続的に21日間行う。
摂取カロリーの60％は油でまかなう
本書が他の糖質制限関連本と決定的に違うのが、糖質制限食で糖質の代りに何をメインに摂るかと言う部分。
著者は、「1日の摂取カロリーの内、少なくとも60％は油から摂るようにすると効果的」と言う。
但し、これはプチ断食中の話だ。
さらに、プチ断食中の油は、1種類に偏らないように注意する。
水を1日2～2.5L飲む
これもプチ断食中の注意事項だが、水を意識して飲む事が必要だと言う。
1日2～2.5Lくらい。
但し、コーヒーは水の量に含めない。
21日間のプチ断食を終えた後は？
21日間のプチ断食を終えた後も、最後の食事と最初の食事の間を16時間空ける、すなわち食事は8時間の枠内に収めるライフスタイルを維持できるのが理想。
体のデトックス
さらに、体をより確実に炎症や病気から守りたい場合は、クレン人を行って体をデトックスする。 プチ断食「5」、クレンジング「2」という「5：2」の割合がおすすめ。
今朝(7/23)の体重
67.4kg（ダイエット42日目：7.1㎏減）
昨日(7/22)の食事内容
朝食
・ココナッツオイル入コーヒー：？
昼食
・焼肉：？
・納豆：2.4g
夕食・間食等[糖質10gくらい]
・ドライゼロ：糖類0g
・のんある気分レモン＆ライム：糖質1.4g
・のんある気分ジントニック：炭水化物0.1～0.6g
・ミックスナッツ2袋：糖質2g
・ロカボナッツチョコ1袋：糖質4.6g
・クルミ1袋：糖質1.4g
前日より500g体重が減った。これは3日ぶりの排便があった為か？ ヤマモトのセンナTs便秘錠を前日の就寝前に多めに飲んだのが功を奏したのか？
