「借金の底なし沼で知ったお金の味~25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記 」(金森重樹著)と言う本を読んだので、内容と感想レビューを披露します。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > ノンフィクション > ノンフィクション(外国)
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,760円
著者プロフィール
「借金の底なし沼で知ったお金の味」の著者は、金森重樹氏。 金森重樹氏は年収1億円の実業家である。
以前、どこかで目にしたことがある金森氏の「札束を燃やす」というフレーズをが印象的だ。
「札束を燃やす」とは、検証する為に一見捨て金に見えることにお金を使うことも厭わない、ということであるが、何事も実践検証する性格を物語っている。
この性格ゆえか、金森式ダイエットを考案したり、ふるさと納税の著書もある。
・「まさか! の高脂質食ダイエット」(2019/6/15)監訳
・「【増補完全版】まさか!の高脂質食ダイエット ~本当にやせる「糖質制限2.0」」(2019/11/12)監訳
▶参考記事⇒「まさか!の高脂質食ダイエット」本の感想レビュー
著書は何冊かあるが、いずれも古いか翻訳(監訳本)だ。
※以下は金森氏の著書。
・「借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記 」(2009/2/5)
・「改訂版 不動産投資の破壊的成功法 」(2013/3/1)
・「1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法」(2005/10/28) ・「インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング」(2004/10/8)
・「超・営業法」(2004/2/7)
金森氏がいかに金持ちになったかについては、過去の本に詳しいが、現在も当てはまる部分はあるようだ。
「お金の味」の内容と口コミレビュー
本書「借金の底なし沼で知ったお金の味~25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記 」は、タイトルがおどろおどろしい。
タイトルから思う事は以下の3つ。
①金森氏は東大卒のはずだが、何故25歳でフリーターなのか?
②フリーターが何故、1億2千万円の借金を抱えることになったのか?
③どうやって、1億2千万円の借金を返済したのか?
金森氏は東大卒のはずだが、何故25歳でフリーターなのか?
金森氏のその頃の目標は金持ちになる事。
金持ちになる方法を探すが、見つからない。
サラーリーマンになっても、金持ちになれない。
結局、25歳でもフリーターをいう生活を送っていた。
フリーターが何故、1億2千万円の借金を抱えることになったのか?
1億2千万円の借金は膨れ上がった金利込の金額。
元々借金した金額は5000万円程。
では、何故、その借金を背負う事になったのか? それは投資詐欺に引っかかった為。
どうやって、1億2千万円の借金を返済したのか?
タイトルから1億2千万円をコツコツ返済したかと思いきや、ネタバレになるが、最終的には債権者と和解して借金をキレイにした。
「お金の味」口コミレビュー
「お金の味」は、アマゾンの口コミレビューで5つ星中4.3(69件)と高評価。 金森重樹氏+タイトルに惹かれて読んでみたのだが、期待はずれの本であった。
金森氏は債権者に勧められた会社に就職し、そこで、金持ちになる方法を見つけ、金持ちになったのが、実際、どのようにして金を稼いだかについては、サラリとしか書いていない。
これは、他の著書で具体的なノウハウを公開している為であろうが、期待した内容と違った。
金森氏の生きざまが分かる
本書は、金森氏がどういう考えで生きてきて、金持ちになる方法をいかにして見つけたについて詳細に語られている。
いわば、金森氏の生きざま。
その点では面白い。
さすが、東大出だけのことはあり、頭がいい。 会社に勤務しながら独学で勉強して次々と資格を取得していく。
その中の一つに行政書士があるが、その経験に基づく本が、「行政書士開業当初から100万円稼いだ超・営業法」。
※アマゾンでは5星中4.3(69件)と高評価。今でも通用するノウハウが書かれているようだ。
【中古】 超・営業法 「行政書士」開業初月から100万円稼いだ /金森重樹(著者) 【中古】afb
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 資格・検定 > 法律関係資格 > 行政書士
- ショップ: ブックオフオンライン楽天市場店
- 価格: 1,375円
メンタルの強さ
そして、債権者との攻防。 債権者が回収業者を使って、様々な脅しをかけてくるが、対抗していく。 金森氏は精神的に追い詰められていくが、諦めない。 開き直りの精神。 メンタルの強さ。 これには脱帽だ。
お金の味?
本書のタイトルには「お金の味」とあるが、「お金の味」については、「甘い」「酸っぱい」「苦い」という言葉が出てくる。
タイトルとしてはキャッチーで、著者にとっては、実感のある言葉のようだが、私にはピンと来なかった。
ただ、言えるのは、著者は理詰めで億万長者になることを目指し、それを実現したが、金持ちになると、逆にお金を使わなくなるらしい。
世間一般的な豪邸に住み、高級車を乗りますイメージは本来の金持ちとは違うという。
本書はタイトルから期待した内容ではなかったが、金森氏がいかに巨大な借金を抱えたどん底から、億万長者になるに至ったかが、克明に記述されているので、人生何とかなると勇気をもらえる本であった。